ピクマ
こんにちは、ピクマです。
生後4ヶ月の赤ちゃんを連れてハワイ行きのビジネスクラスに搭乗しました。
子どもが産まれてからの初の海外旅行。
少々不安はあったものの、子どもが産まれる前から奥さんと一緒に「ご褒美旅行」としてハワイ旅行を計画していました。
この記事では通常のANA(全日空)のビジネスクラスの「機材」、「サービス」、「機内食」などのレビューに加えて、「バシネットってどんな感じ?」「赤ちゃん連れのビジネスクラスはどお?」っと言った赤ちゃん連れのエッセンスを交えながら写真たっぷりでレビューしていきたいと思います。
目次
基本情報
ピクマ
レビューに入る前にまずは基本情報をお伝えしますね!
ANAのハワイ便について
ANAでは1日3便のホノルル行きの便が就航しています。
※出発時間は時期により多少前後します
便名 | 出発時間 | 空港 | 機材 |
---|---|---|---|
NH184 | 20:25 | 成田 | A380 |
NH182 | 21:30 | 成田 | A380 or B787 |
NH186 | 22:15 | 羽田 | B787 |
2019年5月24日に就航を開始したウミガメ模様の2階建てエアバスA380で行きたかったのですが、特典航空券の空きがなく今回はB787の機材で行きました。
よって今回は
機体:B787
機内食、サービス:A380と同様のハワイ便のもの
のビジネスクラス搭乗記としてご覧頂ければと思います。
必要マイル数
ハワイの特典航空券に必要なマイル数は以下の通りです。(往復/人)
ロー | レギュラー | ハイ | |
---|---|---|---|
エコノミー | 35,000 | 40,000 | 43,000 |
プレミアムエコノミー | 53,000 | 58,000 | 61,000 |
ビジネスクラス | 60,000 | 65,000 | 68,000 |
ファーストクラス | 120,000 | 120,000 | 129,000 |
同乗者である大人がマイルを使った特典航空券を発券した場合、席を利用せずに膝の上に乗せる2歳未満の運賃は以下のいずれかで発券することができます。
- 有償にて該当便の幼児運賃(大人運賃の10%)の支払い
- 大人が発券に使ったマイルの10%のマイルの支払い
ピクマは10%のマイルの支払いで赤ちゃん分の特典航空券を発券しました。
ちなみにですが大人2人が有償でビジネスクラスに乗る場合、片道で約138万円かかります!
このようなめちゃめちゃ高く普通有償では支払うことの出来ない航空券を発券できるのが、マイルを使った特典航空券の魅力ですね!
それでは成田空港到着からハワイ到着までの様子を見ていきましょう!
機内への搭乗前まで
チェックインカウンター
いつも空港に行くと「ANAの国際線の出発のターミナルってどこだっけ?」と忘れてしまうのですが、成田空港のANAの国際線出発は「第一ターミナル南ウィング」になります。
尚ANAのビジネスクラスカウンターは「B」になります。
少々早めに空港に着いたということもあり、めちゃめちゃ空いてました。
並ぶことなくパスポートを見せチェックインです。
ちなみにですが赤ちゃんにも搭乗券が発券されます。
ビジネスクラスに限りませんが、2歳未満の乳幼児で席を必要としない場合の座席番号は「INF」と記載されます。
またA型のベビーカーは機内持ち込みが出来ません。
スーツケースと共に預け入れ荷物としてチェックインカウンターにて預ける必要があります。
代わりに以下のベビーカーを借りることが出来ますが、ピクマJrは生後4ヶ月でまだ完全に腰が据わっていなかったので使用しませんでした。
対象年齢は腰が据わって椅子にしっかりと座れる位からが対象だと思います。
また最終的には搭乗ゲートの前で返却する形になります。
保安検査場
ビジネスクラス以上の搭乗者及び、スターアライアンスゴールドメンバー以上の上級会員の方はゴールドトラックを使用することが出来ます。
ピクマが使用した際は一般レーンと比べても大きな混雑の違いはありませんでしたが、年末年始やゴールデンウィークなどの繁忙期はより違いを感じることが出来ると思います。
ANAラウンジの利用
搭乗まで時間があるのでANAラウンジに向かいます。
出発ゲートのすぐ側にあるので出発直前まで利用可能です。
国内線のラウンジと異なりシャワールームがあったり食事もかなり種類豊富です。
詳細は別記事にて纏めますのでお待ち下さい。
搭乗ゲート
44番ゲートから搭乗です!
尚、ビジネスクラスは「GROUP2」の搭乗グループですが、2歳以下の乳幼児を連れた方は優先搭乗で一番に機内に案内して頂けます。
大きな機体がチラッと見えました。いよいよ搭乗です!
ビジネスクラス機内
座席について
今回ピクマはバシネットが装着可能な5D、5Fの席にしました。
ちなみにこの席、5D、5Fの席の間にパーティション等はなく物理的にも繋がっています。
2歳未満のお子様連れにはオススメの席となります。
尚、ビジネスクラスに関しては座席のロックがかかっていないようで、誰でも座席を指定出来てしまうそうです。
よってビジネスクラスでバシネットを利用する際は早めにコールセンターに連絡し、装着可能な座席を確認の上、横並びの席を指定することをオススメします。
その際にバシネットの手配も忘れないよう注意が必要です。
座席の外観
座席の外観ですが赤ちゃん連れで一番に機内に入れたので、隣の窓際席の「5A」の席もパシャリと撮らせて頂きました。
通路側にサイドテーブルがあるのでよりプライベート感がありますね!
1人でのご利用であれば窓側席をオススメします。
ピクマが利用した「5D」の席の外観です。
バシネット設置スペースかなり広いです。
座席の内観
座席に座った状態から見える感じチェックしていきましょう!
座った状態でも足を広々と伸ばすことが可能です。
モニターは17インチのモニターを採用しています。
ハワイ便ということもあり離陸前の安全ガイドがウミガメさん仕様でした。
フルフラットにするとこんな感じです。
男性の大人の方でも十分に足を伸ばして寝ることが出来るスペースがあります。
足はモニター下のスペースに入り、布団を被るとベットで寝ているのと遜色ありません。
サイドテーブルもスペースが広く、パスポートやスマートフォン、タブレットなどを置くことが可能です。
サイドテーブル下にはリクライニング調整ボタンとリモコンが装着されています。
アメニティについて
続いてアメニティをチェックしていきましょう!
といってもビジネスクラスなのでそこまでアメニティは多くありません。
- スリッパ
- アメニティポーチ
- ソニー製ノイズキャンセリング機能付きヘッドフォン
ポーチの中身ですが、「アイマスク」「歯ブラシ」「超薄っぺらいA380の機体がプリントされたエコバック」でした。
正直長距離線のビジネスクラスのポーチと比べるとショボいな、っというのが印象でした。
ブランケットです。
フルフラットにした際に敷くマットレスです。
子連れということもありひこうきシールブックも頂きました。
バシネット装着可能スペース詳細
気になるバシネットの大きさや、装着するとどんな感じになるのかをご紹介します。
まずスペースはこんな感じでかなり広いです。
壁の右側に3点のバシネットを装着するための受け口があります。
離陸してシートベルトサイン消灯後すぐにCAさんがバシネットを設置してくれます。
装着するとこんな感じです。
中身は白いガーゼっぽい生地で全体が覆われており、下にタオルが敷かれているのみです。
正直な感想としては「予想以上に狭い!」と感じました。
もちろんバシネットに快適さを求めてはいけないとは思いますが、うちの子は搭乗時身長が65cm、体重が8kgでしたが肩幅ほぼぴったりという感じでした。
また本来はシートベルト的な役割として下の写真のようにマジックテープで蓋をするような形にしないといけないっぽいです。
ピクマはこの「蓋」は閉じずにいましたが特に何も言われませんでした。
夜便でしたので抱っこして寝かしつけ、そーっとバシネットに置きましたが少しグズってしまったので「抱っこ→寝かしつけ」を2度ほど繰り返しました。
結局バシネットでは2時間ほど寝てくれましたが、いつもと違う環境ということもあり目が覚めてしまったため、それ以外の時間はバシネットの外で過ごしました。
席をフルフラットにして足の間に置いて遊んだり。
ビジネスクラスのメリットですね!
着陸も近づいてきたのでCAさんにバシネットを外して貰いました。
個人的に「これ良い!」っと感じたのが、バシネットを外したスペースに大人用の掛け布団を下に敷いて、その上に赤ちゃんを寝かしてあげることです。
こんな感じで広々としたスペースで赤ちゃんも居心地が良さそうでした。
CAさんに確認したところ、対応するCAさんによっては注意する方もいらっしゃるかもしれない、とのことでした。
長時間上記のような状態のまま寝かしつけて親も寝る、というのは認められないと思いますが、親もしっかりと見た上で数十分程度であればOKかもしれません。
常識の範囲内でCAさんからの指示を守り、節度を持って対応しましょう。
機内食について
さあ続いては機内食の紹介です。
まずはウェルカムドリンクとしてシャンパンを頂きます。
プラスティック製のグラスに入って提供されます。
機内食、ドリンクが記載されたメニューが配られます。
テーブルを引き出しテーブルクロスが敷かれます。
さすがビジネスクラスですね!
まず最初はアミューズです。
CAさんが持つ4種類のアミューズから好きな物を選びます。
- 鴨の燻製とセミドライ無花果のラム酒漬け
- さつま芋のニョッキ レモンクリームソース
- スモークサーモントラウトとクリームチーズロール
- アーモンドとカシューナッツのロースト
和食
和食ですが、全ての料理がお盆に乗った状態で提供されました。
- ソフトシェルシュリンプ唐揚げ
- ずわい蟹と春菊の白掛け
- 干し杏オレンジ煮チーズ最中 黄身寄せ真丈
- 翠翡茄子
- 銀鱈山椒焼きと牛肉味噌焼き
- 俵御飯
- 味噌汁
- 水寒天
どれも本格的な料理でとても美味しかったです。
洋食
続いて洋食です。ピクマの奥さんが選びました。
- スモークサーモンと蟹サラダ スモーク鴨と彩り野菜
- ポークフィレのロースト スパムとポテトのグラタン乗せ
- バケット かぼちゃ
- ヨーグルト サティーヌ
どれも機内食とは思えないクオリティで本格的でした。
バターや塩などしっかりと別皿で提供されているところに高級感を感じました。
味もとっても美味しかったです。
軽食
出発前のラウンジでも結構食べていたので、結構お腹いっぱいでしたが朝食代わりにと軽食もいくつか頂きました。
ちなみにピクマが搭乗した時の軽食メニューは以下です。
きのこのクリームスープパスタ
サンドイッチセット
Ben & Jerry’sアイスクリーム
プティフール
機内サービスについて
機内サービスはエコノミークラスとは違い搭乗時に「ご搭乗ありがとうございます、○○様」と名前を呼んで声を掛けてくれました。
また持参したカメラでの家族写真のリクエストも快く引き受けて頂き写真を撮って頂きました。
その他呼び出しボタンにはレスポンス早くご対応頂き、食事の提供もとてもスムーズでした。
エコノミークラスよりもより「個」として扱って頂いている印象を受けました。
ビジネスクラス赤ちゃん連れの感想
正直賛否両論あると思いますし、なるべく周りの方に迷惑を掛けないようにと心がけました。
バシネットが少し狭いという予想外の点はありましたが、大声で泣くこともなく夜便ということもあり結構寝てくれました。
個人的にはエコノミークラスよりも格段にスペースが広く、親の身体的負担はだいぶ楽でした。
フルフラットシートということもあり、ハワイに到着してからの疲労感がやはり違いますね。
ハワイ便は子連れの方も多く、私たち以外でもビジネスクラスで赤ちゃんを連れている方がいらっしゃったので、もし検討されている方いらっしゃればハワイ便は比較的オススメの便となります。
まとめ
以上が赤ちゃん連れのビジネスクラス搭乗記となります。
バシネットの感じや赤ちゃん連れのビジネスクラスの搭乗がどんな感じだったか少しでも参考になれば幸いです。
往路は赤ちゃんを連れてファーストクラスに搭乗しました。
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